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太郎ブログ
こんにちは!太郎順平です。今回は早稲田大学のカリキュラムの一つ副専攻についてご紹介します。大学で何かを極めることはもちろん大事ですが,早稲田大学はいろんな学部があるため自分の知見を思う存分広げられる環境があります。それが副専攻です!!そんな副専攻について,詳しく解説しているので最後まで見てください!
このブログでは,早稲田大学に通う田舎者の僕が,早稲田大学に入学できた理由や早稲田大学に通って分かった早稲田の実態,一人暮らしで感じたことなどについてブログを書いています。ブログどんどんあげるので,良ければ他の投稿も見てくださいね!!
早稲田大学の大きな魅力の一つが、学部の枠を超えて学べる「全学副専攻制度」です。この制度は、学部生であれば学部や学年を問わず、誰でも挑戦することができます。所属する学部での主専攻に加えて、第2の専攻を体系的に学ぶことができるこの制度は、自分の専門を深めるだけでなく、新たな強みや視点を得る絶好の機会となります。
副専攻制度とは?

副専攻制度とは、所属する学部・学科で学ぶ主専攻(メジャー)とは別に、もう一つの学問分野を体系的に学ぶことができる制度です。早稲田大学では「全学副専攻」として導入されており、学部や学年に関係なく、興味のあるテーマに誰でも挑戦できるのが特徴です。
この制度は、学生の興味関心に応じた柔軟な学びを可能にし、自分の専門を補強したり、新たな視点を獲得したりすることを目的としています。単なる「幅広い教養」ではなく、一定の科目を計画的に履修することで、もう一つの“専攻”として通用するだけの知識とスキルを身につけることができます。
副専攻には主に以下の3つの活用方法があります。
- 主専攻の補強
たとえば、国際政治を学ぶ学生が「人権と法」や「経済学」を副専攻にすることで、国際情勢をより多面的に理解できるようになります。自分の専門分野を別の角度から支える力を育てるのに適しています。 - 第2の専門性の獲得
主専攻と異なる分野に飛び込むことで、まったく別の知識体系や視点を身につけることができます。たとえば、文学部の学生が「ソフトウェア学」を学ぶことで、文系と理系を横断した独自の強みをつくることができます。 - 主専攻の応用・発展
主専攻で得た知識を、実社会でどう活かすか、あるいは新たな文脈でどう発展させられるかを考える機会にもなります。たとえば「社会イノベーション」や「地域連携」などの副専攻では、専門知識を実際の社会課題と結びつけながら応用力を養います。
また、副専攻を通して他学部の学生と共に学ぶ機会が増えることも、視野を広げる大きな要因です。多様な背景を持つ仲間との意見交換は、これまでの価値観を揺さぶり、新たな発見をもたらします。
「興味がある」「やってみたい」という気持ちがあれば、学部や専攻の枠にとらわれず、自由に自分の学びを設計できる――それが早稲田の副専攻制度の大きな魅力です。
学術的副専攻とは?

学術的副専攻とは、各学部が提供している専門的なプログラムを、所属学部に関係なく履修できる制度です。たとえば、自分は文学部に所属しているけれど、政治経済学部で提供されている「政治学」や「経済学」を副専攻として学ぶ、といったことが可能になります。
この制度の大きな特徴は、すでに確立された各学部の高度な専門教育に、他学部の学生もアクセスできる点です。つまり、主専攻の枠にとらわれず、より広い学問的視野を持つことができるようになります。
また、副専攻とすることで一定の科目を体系的に履修することになり、「少しだけかじる」レベルではなく、しっかりと知識やスキルを身につけることができます。たとえば、将来国際機関で働きたい人が「人権と法」や「アジアの歴史と伝統文化」を学ぶことで、自分の専門性に厚みを加えるといった活用ができます。
主専攻で学んでいることと結びつけながら、より専門的で実践的な知識を深められる点が、学術的副専攻の大きな魅力です。
提供されている主な分野:
政治学
政治の仕組みや政策決定のプロセスを学び、公共の問題解決能力を身につけます。
行政機関や国際機関、政策立案の仕事に役立ちます。
人権と法
人権保障の理論や法律の基礎を学び、公正な社会を支える知識を得ます。
法律事務所やNGO、国際人権団体での活動に生きます。
アジアの歴史と伝統文化
アジア各地の歴史や文化の背景を理解し、多文化共生の視点を養います。
国際交流や教育、観光業界で役立ちます。
ソフトウェア学
プログラミングやシステム設計の基礎を学び、IT技術を活用する力を養います。
IT企業やデータ分析、システム開発の分野で必要とされます。
日本語教育学
日本語の構造や教授法を学び、効果的な日本語教育のスキルを習得します。
日本語教師や国際交流関連の職種で活躍できます。
経済学
市場の仕組みや経済理論を学び、経済活動の分析力を磨きます。
金融業界や企業の経営企画、コンサルティングに役立ちます。
会計学
財務諸表の読み方や企業会計の原則を理解し、経営判断の基盤を学びます。
会計士や経理担当、企業の財務戦略で必要なスキルです。
東洋の思想と宗教
東洋思想や宗教の歴史と教義を学び、異文化理解と倫理観を深めます。
国際関係や文化交流、教育の場で役立ちます。
社会イノベーション
社会課題の解決を目指す方法論や実践例を学び、実社会での変革力を育みます。
NPOやベンチャー企業、公共政策の分野で活かせます。
学際的副専攻とは?

学際的副専攻とは、特定の学問領域にとらわれず、複数の分野を横断的に組み合わせて学ぶことができるプログラムです。現代社会が抱える課題は、一つの専門知識だけでは解決できない複雑なものが多く、それに対応するために生まれたのがこの「学際的」な学びです。
この副専攻では、「ジェンダー研究」や「映画映像」、「都市地域研究」など、社会的関心が高いテーマやこれから重要性を増していく分野が扱われています。これらは一般的な学部の枠に収まりきらないテーマであり、複数の学問を組み合わせることでより深く理解することが求められます。
たとえば「ジャーナリズムとメディア表現」の副専攻では、メディア理論や表現技法だけでなく、政治・法律・ITリテラシーなど、さまざまな観点からメディアの役割を学びます。「カーボンニュートラルリーダー」では、環境科学に加えて経済・社会政策・技術革新に関する知識も必要になります。
学際的副専攻の魅力は、変化の激しい現代社会において、複数の視点を持って柔軟に物事を捉える力を養えることです。特に、社会や地域とつながるテーマが多く、フィールドワークや実践型の授業が組み込まれている副専攻もあるため、机上の知識だけでは得られないリアルな学びが可能になります。
「一つの専門だけでは足りない」「より広い視野で学びたい」「実社会との接点を持ちたい」――そんな学生にとって、学際的副専攻は理想的な選択肢のひとつです。
提供されている主な分野:
映画映像
映像制作の技術と表現方法を学び、ストーリーテリング能力を養います。
映画やテレビ、広告業界のクリエイティブ職に活かせます。
言葉の科学
言語の構造やコミュニケーションの仕組みを探究し、言語理解を深めます。
言語教育やAI開発、翻訳通訳の分野で役立ちます。
台湾研究
台湾の歴史や社会を学び、地域理解を深めます。
外交や国際ビジネス、地域研究に活かせます。
演劇舞台芸術
舞台芸術の理論と実践を学び、表現力とチームワークを養います。
演劇関係の制作や教育、イベント企画で役立ちます。
コリア研究
韓国の文化や社会を学び、地域理解と国際交流の基礎を築きます。
国際関係や通訳・翻訳、ビジネスの分野で活躍可能です。
地域提携・地域貢献
地域社会との連携や課題解決を学び、実践的な貢献力を身につけます。
地方自治体や地域開発、社会福祉の現場で必要です。
開発学
開発途上国の課題や国際援助を学び、持続可能な社会づくりを考えます。
国際協力やNGO、開発コンサルティングで活かせます。
ジェンダー研究
性別や社会的役割の問題を学び、多様性理解を深めます。
人権活動や教育、企業のダイバーシティ推進で役立ちます。
ドイツ研究
ドイツの文化や社会、歴史を学び、欧州理解を深めます。
国際交流や通訳、研究職に適しています。
カーボンニュートラルリーダー
環境問題と持続可能な社会のためのリーダーシップを学びます。
環境政策や企業のサステナビリティ担当で必要です。
社会貢献とボランティア
社会参加やボランティア活動の意義と実践方法を学びます。
NPOや社会福祉、地域活動の推進に活かせます。
都市地域研究
都市の課題やまちづくりを学び、持続可能な都市計画の知識を得ます。
都市計画や建築、不動産業界で活躍可能です。
健康医療
医療や健康管理の基礎知識を学び、健康づくりの視点を身につけます。
医療現場や健康促進、福祉分野で役立ちます。
ジャーナリズムとメディア表現
報道やメディアの仕組み、表現技法を学び、情報発信力を養います。
新聞・テレビ・Webメディアの記者や編集者に適しています。
Conflict resolution from Asia’s perspective
アジアにおける紛争解決の方法や文化的背景を学びます。
国際平和活動や外交、安全保障分野で役立ちます。
学術的副専攻と学際的副専攻の違いまとめ
項目 | 学術的副専攻 | 学際的副専攻 |
---|---|---|
主な目的 | 専門性の深化・補完 | 社会課題への応用・実践 |
学問領域 | 既存の学問体系に基づく | 複数領域を横断した構成 |
対象学生 | 専門性を高めたい学生 | 幅広い視点や実践力を得たい学生 |
代表的分野 | 経済学、会計学、政治学など | 映画映像、ジェンダー研究、地域貢献など |
おわりに

早稲田大学の全学副専攻は、専門分野だけでなくいろんな分野にも気軽にチャレンジできる制度です。違う学部の人と交流したり、新しい視点を得たりできるのも魅力のひとつ。
今の時代はいろんな知識やスキルを持つことが大事なので、ぜひ副専攻を活用して自分の可能性を広げてみてください。大学生活をもっと充実させるチャンスになるはずです。
気になったら、まずはなんとなくでも挑戦してみてくださいね!
参考文献
- 「早稲田大学 学部入学案内 GUIDO BOOK2025」 p.19
- 早稲田大学 全学副専攻制度紹介ページ
https://www.waseda.jp/inst/gec/gec/academic/minor/ - 学際的副専攻紹介ページ
https://www.waseda.jp/inst/gec/undergraduate/minor-2/